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2022/04/06

精米機のお話

皆様、いかがお過ごしでしょうか。
株式会社唐沢農機サービス、農機セールスグループサービス担当の岩下です。
本社のある東御市は、朝晩の気温が氷点下になることが少なくなり、暖かい日が増えました。日中はジャンバーを脱いで、整備に励んでいます。

コイン精米


農機セールスグループの仕事には、毎週金曜の午前中にコイン精米機のメンテナンス作業があります。国道18号沿いに設置しているコイン精米機です。
≪料金≫玄米10kg、もみ7kgあたり100円と120円です。(もち米もできます)
≪精米度合い≫
100円:7ぶ、標準、上白、無洗米
120円:1ぶ、3ぶ、5ぶ、7ぶ、標準、上白、無洗米(度合いを細かく選べます)

玄米の栄養素を残したい!という方はぶつき米がオススメです。
ぬか層や胚芽には、ビタミンB1やビタミンE、食物繊維や鉄分などが含まれています。
各栄養素の効果は以下のとおりです。
 ビタミンB1…疲労回復
 ビタミンE…抗酸化作用
 食物繊維…体内の有害物質を排出、生活習慣病予防
 鉄分…貧血予防
玄米や1ぶつきは、上白と比較すると、ビタミンB1やビタミンEが6~8倍、鉄分や食物繊維が4倍ほど違います。健康食として玄米が注目されている理由がわかりますね!

精米機のメンテナンス

メンテナンス作業の一部です。
・もみ殻をフレコン袋で回収する
・精米室の掃除(掃き掃除、拭き掃除)
・米ぬかハウスのぬか確認
・しいな米の回収、割れ米の点検
・ライニング、ダップファンの点検
・ファンの糠詰まり確認 

利用されるお客様がトラブルなく使用できるようにメンテナンスに取り組んでいます。
もみ殻やぬかは、持ち帰り自由になっています。
「何度も持ち帰りするのは手間がかかる」と思われる方は、弊社へ電話いただければ、フレコン袋を貸し出すことも可能です。
この時期、大量のもみ殻を必要とする農家さんは多いのではないでしょうか?
是非、お電話ください。

出荷米の価格は?

ここで、お米の話を一つ!
現在、小麦や油、マヨネーズなどの調味料が値上がりしていますね。
では、出荷したお米の価格はどうでしょうか?
「コシヒカリ特A」ランク銘柄の1俵60kgあたりの価格を調べてみました。
(平成25年産~令和1年産)
東信地方佐久地区のデータになりますが、

平成25年は13,000円台でしたが、平成26年にガクンと下がって11,000円台、平成27年は12,000円台、平成30年・令和1年と14500円前後の値段になっています。
平成26年から徐々に価格は上がってきており、米農家さんにとっては嬉しいですね。
この金額に、ブランド米や特別栽培米などは加算金が1000円~2500円ほどプラスされます。「コシヒカリA」や「コシヒカリ」「マルB」「コシヒカリ以外の品種」になると価格は安くなります。

ご自宅で精米を

「ご自宅で」「好きなタイミングで」使用できる精米機をノウキナビにて販売しています。
ノウキナビ

おいしいお米の水分量は14.5~15.5と言われていますが、精米すると日ごとに水分が抜けてしまいます。
玄米で購入し小まめに精米をおこない、精米したてのお米を食べていたり、また
スーパーなどでお米を購入する際、精米日をよく確認してから購入する方も多いと思います。
お米を美味しくいただこうと各家庭で工夫されていると思います。

おわりに

今回、コイン精米機と出荷米の話を書かせていただきました。
ぜひ、精米機を利用して、精米したてのお米の味やにおいを味わっていただきたいです。
そのためにも、精米機のメンテナンス作業を一生懸命させていただきます。