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2023/01/31

ケニアウェスト・カノ灌漑地区にて田植え機を使った田植えのデモンストレーションを行いました

皆様こんにちは、PR広報Gの都竹です!

唐沢農機サービスでは、2021年から大手海運会社である株式会社商船三井の子会社であるKiliMOL株式会社と業務提携をさせていただき中古農業機械の輸出事業をおこなっております。
今回のブログでは、その海外事業の最新の様子をご紹介します。
海外事業の詳しい経緯についてはこちらをご覧ください。

最近行われたのデモンストレーションの様子

現在、当社とKiliMOL株式会社は、日本の田植え機や田植え技術の輸出を行い稲作技術の支援を行うため、ケニア各地で田植え機による田植えのデモンストレーションを行なっています。
各地でデモンストレーションを行うことで、ケニアの米の生産能力を高めるため田植えの機械化の重要性を広く伝えることを目指しています。

▼デモンストレーション概要
今回のデモンストレーションはケニアのウェスト・カノ灌漑地区でで12月1日・12月2日・12月10日と3回に分けて3acre(エーカー)の田植えを乗用田植え機で行いました。
デモンストレーションでは現地の農業経営者や農業従事者総勢100名が参加し今回の開催地でも田植え機の注目度の高さが伺えます。

デモンストレーションに参加した現地の農業経営者と農業従事者

 

▼日本の育苗技術を採用
田植え機を使った田植えには、「苗箱に育苗された稲苗(とうびょう)」が必要になります。つまり、“育苗技術” がなければ、機械化は実現されません。今回もデモンストレーションを行うまでに、育苗から始めました。
土質により土を均等にすることが難しいなどの課題もありましたが、無事に必要な分の苗を育てることができました。

成長した苗

 

▼田植え機の有効性
今回のデモンストレーションでは乗用田植え機を使用し、1エーカーあたり平均3時間15分で終わらせることができました。乗用田植え機クボタNSD81台で手作業の場合の8人分に相当し、精度は手作業よりも高いです。
今回のデモンストレーションに参加した現地の農業経営者からは、「田植機の作業性と精度の高い田植え技術に感銘を受け実際に田植機を購入したい」という声が多く上がりました。
また、地元の農業従事者からは、「稲作農業の機械化は生産コストを削減でき、二期作を可能にすることで大きな付加価値をもたらす」などの田植え機の重要性を実感する声があった一方で、「今回使用した田植え機では苗の列の間隔が30cmだったが、現地では20cm間隔が親しまれている」というような苗を植える列の間隔について懸念の声も聞かれました。

現地の農業経営者から田植え機の購入を希望する声も多く聞かれ、ケニア西部での田植え機の需要は高いことが感じられました。
今後もさらにケニア各地で田植え機の普及を促進していきます。

乗用田植え機で田植えを行なっている様子
使用した田植え機(クボタNSD8)

 

 

最後に

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