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2025/10/14

異常気象に打ち勝つ!来春の豊作を約束する「冬の土づくり」と農機具集中メンテナンス術

🌾 豊作を目指す農家の必須課題!農機具メンテナンスと冬の土づくり戦略

近年、夏の記録的な猛暑や秋のゲリラ豪雨といった異常気象が、日本の土壌に深刻なダメージを与え続けています。高温で有機物の分解が早まりすぎたり、豪雨で大切な養分が流出したりすることで、土壌は確実に疲弊しています。

この「疲れた土」をそのままに冬越しさせれば、翌春は収量減や病害の多発を招きかねません。

農閑期が始まる10月は、単なる片付けの時期ではありません。それは、「土壌のリカバリー」「農機具の健康診断」を同時に行い、異常気象下でも安定した農業経営を続けるための最も重要な豊作準備期間です。


フェーズ 1:土壌の疲労回復と地力強化(ロータリー活用術)

冬の間に土壌の環境をリセットすることは、翌年の豊作を保証する最も確実な投資です。

1. 「深耕」で病害リスクを根絶やしにする

近年の異常気象は、土の表層近くに病原菌や線虫をため込ませる原因となります。これをリセットするのが、深い耕しである深耕(しんこう)です。

  • 病害の元を絶つ: 豊作を阻む要因を根絶やしにするため、耕うん機やトラクターにプラウや深耕ロータリーといった農機具を装着し、通常より10cm以上深く耕してください。硬く締まった土層(耕盤)を破砕することで、病原菌が溜まった層を物理的に破壊できます。
  • 冬の殺菌力を使う: 深層から掘り起こされた土は、冬の寒さにさらされます。この期間に農機具で耕すことで、病原菌を凍死させるという自然の殺菌力を最大限に活用し、来春の豊作に備えます。

2. 肥料高騰時代に対応!有機物の攪拌(かくはん)を徹底せよ

円安や国際情勢の影響で高騰した肥料を無駄なく使うためにも、堆肥や有機物の攪拌作業は手を抜いてはいけません。

有機物は浅く混ぜるだけでは分解が偏り、効果が限定的です。ロータリーの耕うん深さを調整し、有機物を土の深い層(15~20cm程度)までしっかりと均一に混ぜ込みましょう。この作業で根が伸びやすい環境が整い、翌春に投入する高価な肥料も効率よく作物に吸収されるようになることで、豊作への確度が高まります。


フェーズ 2:コストと環境を守る「冬期集中メンテナンス」

農機具を長く大切に使うことは、資源の節約(SDGs)と将来的なコスト削減に直結します。農閑期の「手待ち時間」こそ、手間のかかるメンテナンスを徹底しましょう。

1. 燃料・燃費改善のための集中ケア

燃料価格の高騰が続く中、翌シーズンの燃費効率を回復させるための集中メンテナンス豊作のための必須事項です。

  • エンジンのデポジット除去: 農機具のエンジン内部のカーボン(燃焼カス)が溜まると、燃費は確実に悪化します。冬の間に専用の洗浄剤を使う、または専門家による点検を行い、農機具本来の馬力と燃費効率を取り戻すメンテナンスを実施しましょう。
  • 駆動系の見直し: ギアオイルやミッションオイルが劣化していると、農機具の力が無駄に消費されます。マニュアルを確認し、オイルの粘度と量をチェックし、交換が必要であれば実施するメンテナンスを怠らないでください。

2. 錆と凍結から守る「防錆・防凍」の徹底

冬期の農機具の故障で最も多い「錆」と「凍結」対策は、翌春のトラブルを未然に防ぎ、安定した豊作に繋がります。

  • 冷却水の濃度チェック: 寒冷地では、冷却系統の凍結は農機具のエンジン破損に繋がる重大な事故です。不凍液(LLC)の濃度を専用のテスターでチェックし、地域の実情に合った濃度に調整するメンテナンスを行いましょう。
  • 高圧洗浄後の完全乾燥: ロータリーや農機具車体の泥を高圧洗浄した後、すぐに格納せず、水気を完全に拭き取るか、送風で乾燥させることが極めて重要です。水分が残っていると、低温で凍結し、部品のひび割れや錆の原因となります。
  • 重要ボルトへの注油: 錆びやすい連結部のピンや、フレームの重要ボルトには、防錆油を丁寧に塗布し、水分の侵入を防ぐメンテナンスを行います。

3. バッテリーと格納庫の環境整備

豊作を実現するには、農機具本体だけでなく、保管環境も品質に影響します。

  • バッテリーの賢い管理: 農閑期に農機具のバッテリーを放置すると寿命が縮みます。バッテリーは取り外し、低温すぎず、高温すぎない場所で保管し、月に一度の補充電を行うメンテナンスを施すことで、翌春の確実な始動を保証します。
  • 格納庫の結露対策: 建物内の湿気や結露は、農機具内部の電子部品や金属部品を錆びさせます。格納庫の換気を定期的に行い、除湿剤や乾燥剤を活用して湿度を管理することで、来春の農機具始動トラブルを防ぎます。

まとめ:冬の備えが農業の未来を決める

異常気象と資材高騰が続く現代において、農機具を長く使いこなし、土壌の力を最大限に引き出す冬の準備は、「持続可能な農業」を続けるための必須戦略です。

一つ一つの地道なメンテナンス作業が、来春の安定した収量と、貴社の農業経営の確かな未来、そして豊作へと繋がります。

この冬、ぜひ徹底的な土づくりと農機具のケアに取り組んでください。


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