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2022/10/31

実際に稲刈りと脱穀をしてみました!

皆様、いかがお過ごしでしょうか?
ノウキナビ事業部、ストアセールスチーム ストアセールス担当の岩下です。
稲刈りや脱穀が終わり、冬ぶちされた田んぼが増えてきましたね。
新米を食べ始めたお家も多いのではないでしょうか。

さて今回は、実際に脱穀をおこなって得たこと、お米の肥料について書きたいと思います。

脱穀のトラブル

長野に戻ってきて2回目の脱穀。
昨年、どのようにやったら効率良く脱穀ができるのか?を考えながら作業した結果、
「脱穀チェーンの数センチ外側に稲束を縛るジュート紐がくるように入れると良い」
とコツをつかみました。

今年、そのコツを使いながら作業していると
ハーベスターのこぎ胴から「ドンドン」という音がしはじめました。
また、稲がこぎ胴の下を通る瞬間、一時的に回転数が落ちる状態も併発。
一度エンジンを停止させ、こぎ胴カバーを開けるとこぎ刃の周辺に細断された藁が詰まっていました。


 ※去年得たコツで入れた場合の写真です。

今年は雨が多く、乾燥が不十分だったせいかと思っていましたが、
実は、稲穂部分だけではなく穂先を奥まで入れすぎたのが原因でした。

今年は天気が良く、稲の生長が良かった分、
「数センチ外側に紐が通るように入れる」と稲の先もこぎ胴でこかれ、結果詰まるトラブルが発生したわけです。

その後、稲穂を基準にジュート紐が通る位置を確認しました。
「10センチ外側に紐が通るように入れる」ことで、正常に脱穀することができました。
毎年、稲の長さを確認し、こぐことが大切ですね!

はぜ掛け

刈り取った稲を乾燥させて水分を抜くために、はぜ掛けをします。
稲束を分けて、はぜ棒へ掛けますが、分け方は地域差があります。
1段目は、8:2を交互にかける。(9:1、7:3など)
2段目は、5:5

1段目の8:2にわける理由。
はぜかけすると水分が抜けるので、稲束が軽くなります。
はぜ棒は丸いため、稲が揺れて落ちやすくなります。
8:2などのように片方を重くし掛けることで、固定しやすくしています。
2段目は、わらの上に乗せるのでは5:5です。

今年、脱穀で得たコツは、
「8:2の8側を掴んで引き抜くと効率が良く脱穀ができる!」ということです。

稲をはぜ棒から外してハーベスターへ通します。
端から取っていくと、ぎゅっと固く締まっているので掴みにくいです。
8側を選ぶのに時間がかかりそうですが、掴むとほぼ8側の稲束です。
8側を抜き、こいでいくと2側が残ります。
隙間ができているので2側も掴むのが簡単になり、一定のペースでこぎつづけられます。

肥料

お米を作る時に大切な肥料。先日、来年用に注文をしました。

基本肥料の「基肥一発」。
我が家では4月下旬にまきます。
今年用の値段は20㎏で3200円、来年用の値段は20㎏で5100円になっていました。
今まで毎年お米を作ってきたけれど赤字になるし、
お米を食べる量も減ってきたので、米作りをやめようか。という考えに拍車がかからなければ良いです。
そのためにも、令和4年度の米価も14500円台以上になってほしいです。

東信地方佐久地区の米価推移(平成25年産~令和1年産)は、こちらのブログで紹介しました。
出荷米の価格は?

おわりに

冬が近づき、これから農閑期になります。
今年使用してきた農機は汚れたままになっていませんか。
ぜひ、シーズンオフの間にメンテナンスや整備をおこなってください。
弊社では、整備代が通常よりも安くなるキャンペーンを今年いっぱい実施中です。

毎回書かせていただきますが、農家さん自身の負担が軽くなるため、楽になるため、農機購入にお金を使っていただきたいです。

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