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2025/10/17

気候変動で変わる作物選択:ブロッコリー推しの理由

皆さんこんにちは、兼業農家&ストアのツチヤです。

日本の農業は今、大きな転換期を迎えています。 年々激しさを増す気候変動、具体的には猛暑による高温障害や、局地的な豪雨・台風の多発は、従来の作物の生産適地や作型を大きく狂わせています。慣行通りでは安定供給が難しくなりつつある中、農家の皆さまには、未来を見据えた「次世代の主力作物」の選択が強く求められています。
そこで、兼業農家である私が、この厳しい時代に自信を持って「推し」たい作物こそが、ブロッコリーです。
ブロッコリーが持つ潜在能力は、単なる栄養価の高さに留まりません。国の政策、市場の需要、そして技術の進歩が三位一体となり、気候変動時代の「安定生産」と「経営安定」の鍵を握っているからです。

ブロッコリー推しの根拠:気候変動時代に不可欠な3つの優位性


ブロッコリーが「次世代の主力作物」として優れている理由は、主に以下の3点に集約されます。

優位性1:半世紀ぶりの「指定野菜」昇格が示す国の期待
ブロッコリーは、2026年度から「指定野菜」に追加されることが決定しました。これは、1974年のじゃがいも以来、約半世紀ぶりのことです。(出典:日本農業新聞 他)
「指定野菜」とは、消費量が多く、国民生活に特に重要な野菜として国が位置づけるものであり、これには以下の大きな意味があります。
価格安定対策の強化: 市場価格が著しく低落した際に、生産者の経営を支える価格差補給金の交付対象となります。気候変動による豊作貧乏や、逆境時の所得低下リスクが緩和され、農業経営の安定化に大きく貢献します。
安定供給への後押し: 指定野菜化により、国や関係機関が需給見通しを策定し、計画的な生産・出荷が推進されます。これは、異常気象による供給不安を減らし、産地が「通年での安定供給体制」を確立するための強い基盤となります。(出典:日本農業新聞「ブロッコリー指定野菜化」に関する報道 他)
この国の後押しは、生産者にとってブロッコリー栽培への投資を後押しする、何よりの追い風です。

優位性2:市場を牽引する圧倒的な需要と「スルフォラファン」
ブロッコリーの需要は、近年一貫して拡大傾向にあります。その背景には、健康志向の高まりと、科学的なエビデンスに基づく機能性への評価があります。
「筋トレ」「健康」ブームとの親和性: タンパク質、ビタミンC、食物繊維など豊富な栄養素に加え、抗酸化作用を持つ「スルフォラファン」という機能性成分が注目されています。機能性表示食品として開発が進められるなど、単なる野菜を超えた「スーパーフード」としての地位を確立しています。(出典:日本農業新聞、機能性食品関連報道 他)
調理の手軽さ: 茹でる、蒸す、炒める、レンジ調理など、忙しい現代人のライフスタイルに合った調理の手軽さも、消費者の支持を集める大きな要因です。冷凍ブロッコリーの需要も高く、用途の多様さが市場の安定を支えています。
安定した、むしろ拡大し続ける市場があることは、気候変動リスクを負ってでも作物を作る生産者にとって、非常に心強い材料です。

優位性3:多岐にわたる品種改良による「作型拡大」
ブロッコリーが気候変動に対応できるのは、品種改良の努力により、栽培できる期間と地域が劇的に広がっているからです。
耐暑性・耐寒性品種の進化: 高温による「不整形花蕾」や「ブラウンビーズ」、低温による「アントシアン」の発生を抑える、環境変化に強い品種が続々と登場しています。(例:サカタのタネ「ピクセル」は環境変化に強く生育が早い、「はつみらい」は厳寒期に強いなど)
通年供給を可能にする「産地リレー」: 北海道から九州まで、それぞれの気候に適した品種や作型を組み合わせる「産地リレー」が確立されています。これにより、国産ブロッコリーは年間を通じて安定的に供給されており、これが指定野菜化の根拠の一つにもなっています。
適切な品種を選択し、作型を工夫することで、温暖化で栽培が難しくなった作物の代替として、ブロッコリーは大きな可能性を秘めています。

唐沢農機サービスの提案:スマート農業でブロッコリー栽培を最適化
ブロッコリー栽培にも、猛暑による高温障害などの課題はありますが、これは最新の農業技術で克服可能です。
当社は、この有望なブロッコリー栽培をより確実に、より効率的に行うためのスマート農業技術の導入を推奨します。
ICTによる生育状況の見える化: 圃場の気温、地温、土壌水分などをリアルタイムでモニタリングすることで、ストレスが生じる前に適切な水管理や温度管理を行うことができます。特に、高温障害を防ぐための灌水タイミングの最適化に役立ちます。
高性能な栽培管理技術の活用: 遮光ネットや換気設備などの環境制御技術に加え、播種・定植から収穫までの一連の作業を効率化する高精度な農機具を活用することで、作業の負担を軽減し、作物の品質を均一化できます。

おわりに:ブロッコリーで未来の農業経営を築く
気候変動という避けられない課題に直面する今、国の政策、市場の需要、技術の進化という三つの強みが揃ったブロッコリーは、まさに「未来の主力作物」と呼ぶにふさわしい選択肢です。

(株)唐沢農機サービスは、指定野菜化という追い風に乗り、ブロッコリー栽培で新たな一歩を踏み出す農家の皆さまを、最新の農機と技術サポートで全力で応援いたします。
この機会にぜひ、ブロッコリー栽培への参入、あるいは作型の見直しをご検討ください。安定した収益と持続可能な農業経営を、私たちと共に実現しませんか。ご相談をお待ちしております。

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