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2021/10/15

ハーベスターの点検しチャオ

皆様こんにちは。農機部門の古越です。

弊社、株式会社唐沢農機サービスがある長野県東御市では、今、名産のブドウの収穫と稲刈りがいよいよ始まっており農家さんはとても忙しそうです。そうなると私たち農機具屋も忙しくなってきます。毎日ように修理等のお問い合わせの電話が鳴っております。

前回のブログでバインダーのメンテナンスについて書きましたので今回はハーベスターメンテナンスについてブログを書きたいと思います。

ハーベスターとは

ハーベスターは脱穀機に原動機と自走できるための移動用クローラ又は車輪を取り付けたもので、米の場合、刈り取った稲からワラを取り除いて籾に仕上げる工程で使用されます。

最近では、コンバインの普及によりバインダーと同じく需要はかなり少なくなっておりますが、小規模の農家さんからはまだまだ需要はあります。

各部清掃方法

まず、ハーベスターの脱穀部の所には何か所か掃除口があります。ほとんどの機種が工具を使わなくてもネジを回せるように蝶ネジなどで掃除口の蓋を止めております。

掃除口の蓋を開けてエンジンを始動させて、脱穀クラッチを入れて脱穀部を駆動すると脱穀部内部に残っている籾を排出できます。籾が出なくなったら蓋を閉じ忘れが無いようにすべて閉じます。閉じ忘れがあると、籾が漏れることになるので注意が必要です。

各部ベルトの点検

ハーベスターはエンジンからの動力を脱穀部と走行部に伝えるためにベルトを何本も使っております。走行部の方は大体1本ほどしか使っていませんが、脱穀部は機種にもよりますが4~5本は使っております。使用中に脱穀部のベルトが1本でも切れると脱穀部内部で籾やワラが詰まったり又、脱穀部自体が全く動かなくなることもあります。

なので使用する前は、事前にベルトの亀裂や損傷を点検しておくとトラブルを防げます。

こぎ刃の点検

こぎ刃とは脱穀部にあるこぎ胴というところに何本もついている刃のことですが、この「こぎ刃」が減ってきていると稲から籾が落とせずこぎ残しの原因になります。また、無駄な燃料を消費する原因にもなります。

点検の仕方は手でこぎ胴を回しついている刃の点検をします。

クローラーの点検

ハーベスターのほとんどがクローラーですが、クローラーに亀裂が無いか点検します。

その他にもクローラーの張りの調整やプーリーにグリスアップしないと、走行中にクローラーが外れてしまったりしまい走行不能になってしまうこともあります。

まとめ

今回、ハーベスターの点検について簡単には紹介しましたが、ハーベスターの点検では回転部などの近くを触るのでケガをする可能性がありますので、もしご自身でやる場合は注意が必要です。

もし、ご自身で点検などが面倒な方は唐沢農機サービスでは使用前の点検も受け付けておりますので、気になる方はお問い合わせください。

⇒ 整備センター: 0268-75-5212 までご連絡ください。    住所・MAPはコチラ