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クマ・ハチが攻撃的に!柔軟剤の強い香りは命取り⚠️
こんにちは、唐沢農機サービス広報のコイデです。
近年、人里でのクマの出没や、住宅地へのスズメバチの巣の移動など、野生動物の「異常行動」が大きな社会問題となっています。
これらの危険な隣人たちから身を守るために、私たちは「クマ避けの鈴」や「ハチ避けの白装束」といった対策を講じますが、見落とされがちな共通の危険因子があります。それは、私たち人間が日常的に使用する柔軟剤や頭髪スプレー「強い香り」や「揮発性物質」です。
最新の専門情報から、クマとハチ、両方の危険生物が香りに誘引され、攻撃性を増すという驚くべき実態が明らかになっています。
本記事では、この「香りの罠」の具体的な危険性とともに、秋の行楽シーズンに備えて知っておくべきクマ・ハチ両方への具体的な対策を解説します。

クマもハチも「強い香り」に誘われる!危険生物が共通で避けるべき匂いとは
自然豊かなエリアでは、ツキノワグマをはじめとした野生動物との遭遇リスクがあります。さらに、秋はスズメバチの攻撃性が最も高まる時期です。
専門家や警察庁、そして野生動物の生息域を管轄する林野庁などが一様に注意を呼びかけているのが、嗅覚への刺激です。
1. ツキノワグマ:「嗅覚」の鋭さがもたらす危険
クマは嗅覚が非常に優れており、イヌの嗅覚以上とも言われています。クマ対策において、匂いを遮断することは基本中の基本です。
| 避けるべき匂い/物質 | 危険性 |
| 香水、整髪料、柔軟剤 | クマは鼻が利くため、人工的な強い香りを避けるよう推奨されています。 |
| 飲酒(アルコール臭) | アルコール臭がする状態での山林への立ち入りは避けるべきとされています。 |
| 食料・ゴミの匂い | 食べた後のゴミや食料は、匂いが出る状態で持ち歩かず、密封してカバン等に入れましょう。 |
| シンナーなどの石油由来物質 | 揮発性の高いシンナーなどの石油由来物質にもクマが反応し、興奮・攻撃性が増すことがわかっています。 |
2. スズメバチ:甘い香りが「餌」や「攻撃信号」に
スズメバチは、花の蜜や樹液などの「甘い香り」をエサと誤認します。さらに厄介なのは、強い香りがハチのコミュニケーションを乱し、攻撃性を高めてしまうことです。
| 避けるべき匂い/物質 | 危険性 |
| 柔軟剤(特に甘い香り) | 警視庁も「甘い香りが強いものはハチを誘引する可能性があり、登山で着る服には使わないほうがいい」と呼びかけています。ハチは攻撃フェロモンを出すため、柔軟剤などの化学物質を攻撃信号と誤認し、興奮して襲ってくる可能性があります。 |
| 香水、整髪料、化粧品 | 強い香りはハチを引き寄せやすく、刺されるリスクを高めます。 |
| ジュースやミルク | 甘い香りに強く反応します。野外活動中の飲食には注意が必要です。 |

結論として、秋の自然の中へ入る際は、人間にとって良い香りであっても、クマやハチにとっては「餌の匂い」または「攻撃のサイン」となり得るため、全ての強い香りを断つことが最善の予防策となります。
スズメバチの生態「異変」と最恐の脅威
クマの被害がクローズアップされがちですが、厚生労働省の統計によると、ハチ刺されによる死者は近年毎年20人前後と、クマよりも多くの死者を出している「最恐の危険生物」です。
今回の情報で分かった「異変」の要因を再度確認しておきましょう。
- 異常気象による活発化:早い梅雨明けと少雨が続き、ハチが活発に活動し、巣が巨大化しています。
- 巣の市街地への移動:縄張り争いに敗れた女王蜂が、餌場を求めて住宅地に近い緑地や公園の地中などに巣を作るケースが増えています。
特に、秋の10月は新女王蜂を育てるため、働きバチが巣を守ろうと最も攻撃的になる時期です。「ハチ刺され」は駆除作業中や登山だけでなく、庭木の剪定や農作業、さらには家の庭で刺されるなど、身近な場所で起こっています。
クマ・ハチに遭遇したら?命を守るための対処法
万が一、遭遇してしまった場合、刺激せず冷静に行動することが命を守る鍵となります。
| 危険生物 | 遭遇時の基本行動 | 刺された・襲われた場合 |
| クマ | 首の後ろで手を組み、背を向けずにゆっくり後ずさりして距離をとる。大声や急な動き、走って逃げる行為、カメラを向ける行為は厳禁です。 | 刺激を与えず、その場から安全に離れることに集中します。 |
| ハチ | 低い姿勢をとり、刺激しないようにゆっくりとその場を離れる。アゴをカチカチ鳴らす「威嚇」の音が聞こえたら、速やかに離れましょう。 | 【最優先で逃げる】:ハチは攻撃フェロモンを出すため、一刻も早く巣から離れた安全な場所へ避難します。その後、針を除去し、流水で傷口を洗い流し冷やします。過去に刺された経験がある場合は、アナフィラキシーショックの危険があるため、症状の有無にかかわらずすぐに医療機関を受診するか、救急車を呼びましょう。 |
私たちができる予防策:香りを絶つ行動リスト
この秋、山や公園、そして自宅の庭で安全を確保するために、クマとハチ両方の対策を講じましょう。
1. 【最重要】「香り」を断つための行動
- 柔軟剤、香水は使用しない:特に登山やハイキングなど、自然の中へ入る際は、香りの強い柔軟剤や香水、整髪料の使用は完全に控えましょう。
- 飲酒は避ける:山中での飲酒はクマを刺激するアルコール臭を発生させるため避けましょう。
- 揮発性物質の管理:シンナーなどの石油由来物質は、野外に放置したり、衣服に匂いがついたりしないよう、厳重に管理してください。
2. 野外活動時のその他の予防策
- 音で知らせる:クマ対策として、熊鈴やラジオの携行、ペットボトルを鳴らしたり声を出すなどして人の存在を常に知らせましょう。
- 白系の服装:ハチは黒い色に興奮して攻撃する習性があるため、帽子や服は白系や明るい色を選び、肌の露出を減らしましょう。
- 時間帯の配慮:クマに遭遇しやすい夕暮れ〜明け方の時間帯の行動を避け、特に奥社参道など木々が深い場所では、15時までに行動を終えることを推奨します。
- 初期対応の徹底:自宅の庭や敷地内で小さなハチの巣を見つけたら、自分で駆除せず、必ず専門業者に連絡してください。
不安な今こそ知識と対策の徹底を
スズメバチの異変とクマの出没増加。これらは、自然環境の変化と私たちの生活様式が交錯することで生じる、新たな危険です。
特に「強い香り」や「揮発性物質」が、両方の危険生物の攻撃性を高めるという事実は、現代生活を送る私たちにとって、新たなリスク管理の視点を与えてくれます。
この秋、正しい知識と冷静な判断で、私たち自身や大切な家族の安全をしっかりと守っていきましょう。
【この記事の参考・引用元】
本ブログ記事は下記の参考元を参照、引用し、執筆者の見解を加えて執筆しています。
※①Yahoo!ニュース クロスズメバチに刺され小学生ら22人が搬送… スズメバチ駆除業者が感じる“異変”
※②LIMO Life&Moey 自宅に残された「クマの痕跡」に思わず目を疑う クマが好む意外な匂いに「知りませんでした」「怖すぎるって」
※③産経新聞 深まる秋、行楽シーズンはあの〝危険生物〟に要注意 甘い香りの柔軟剤で誘引する恐れも|
※④東洋経済オンライン 「間違いなく最恐」「秋が最も危険」 クマよりも死者を多く出している危険生物…《スズメバチ》意外と知られていない”恐怖の実態”
最後までお読みいただきありがとうございました。
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