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【プロが解説】中古農機具で失敗しない!購入前に確認すべき5つのチェックポイントと注意点

「新品の農機具は高すぎるけれど、中古って本当に大丈夫?」
そうお悩みの方へ。トラクターやコンバインなど、高額な農機具を少しでも費用を抑えて手に入れたいと、中古農機具の購入を検討される方が増えています。しかし、「中古だから安い!」と安易に飛びつくのは非常に危険です。
農機具は自動車と同様に、適切なメンテナンスと良好な状態が長く使い続けるための必須条件です。見た目が綺麗でも、内部の部品が劣化していたり、すでに部品供給が終了していたりするケースも少なくありません。
今回は、中古農機具の購入で後悔しないために、初心者の方でもすぐに実践できる「5つの落とし穴とその回避法」を、プロの視点から徹底解説します。購入前に必ず確認すべきポイントをまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。
中古農機具の落とし穴1:外見に騙されるな!「隠れた故障・損傷」の見分け方
中古農機具で最も多いトラブルの一つが、「外からは見えない不具合」です。
例えば、一見するとピカピカでエンジンもかかるトラクターでも、実際に畑で使ってみると白煙が出たり、本来のパワーが出ずに作業ができないというケースがあります。これは「エンジンの圧縮不良」が原因である可能性が高く、ピストンリングやシリンダーの摩耗が考えられます。
また、コンバインでは「刈り取り部分が回らない」「脱穀がうまくできない」といった不具合も。これらの多くはVベルトの劣化や断裂によるものです。カバーを開けて内部を確認しない限り、気づきにくいのが実情です。
必ずテスト運転を行う
エンジン音、白煙の有無、オイル漏れがないかを念入りにチェックしましょう。
カバーを開けて内部を確認
ベルト類のひび割れや摩耗、その他の部品の劣化状態を確認します。
プロの整備士に同行してもらう
オークションや個人売買で購入する場合は、専門家によるチェックがより安心です。
農業機械は高負荷がかかるため、わずかな部品の劣化が大きな故障につながる可能性があります。見た目だけで判断せず、必ず実働チェックを行いましょう。
中古農機具の落とし穴2:「メンテナンス履歴不明」は要注意!適切な履歴の確認方法
中古品を購入する際に、過去の使用履歴や整備状況を確認するのは基本中の基本です。農機具も例外ではありません。
しかし、中古農機具の中には「整備記録がない」「使用時間も不明」な商品も多く出回っています。特に個人売買やネットオークションでは注意が必要です。例えば、エンジンオイルを定期的に交換していない農機具は、内部が汚れていたり、金属疲労が蓄積していたりする可能性があります。また、長期間屋外に放置されていたものは、見えない部分にサビが進行していることも少なくありません。
オイル交換記録や整備履歴を確認
信頼できる販売店であれば、整備記録が残っていることが多いです。
使用時間(アワーメーター)をチェック
アワーメーターが極端に少ない、または改ざんされている可能性がないかを確認しましょう。
信頼できる業者から購入する
整備記録を明確に提示できる業者を選びましょう。
前オーナーに直接確認
可能であれば、以前の持ち主に使用状況やメンテナンスについて尋ねることで、詳細な情報を得られることがあります。
丁寧に使われていたかどうかが分かると、安心して購入できます。

中古農機具の落とし穴3:「部品がない!」は現実になる?供給状況の確認方法
農機具は数年ごとにモデルチェンジが行われます。そのため、古いモデルの部品が手に入らなくなることがあります。
一般的に、製造終了から10年ほどは補修用部品の供給が続くとされていますが、すべての機種が対象ではありません。特に、生産台数の少ないモデルや、マイナーなメーカーの機種は、数年で部品が廃盤になることもあります。
修理しようにも「部品が手に入らない」「中古部品も出回っていない」となると、その農機はただの“鉄くず”になってしまう可能性も。
部品供給が継続しているモデルか確認
メーカーの公式サイトや、販売店を通じて部品の供給状況を事前に確認しましょう。
国内メーカー製かを確認
海外製は部品の取り寄せに時間がかかったり、供給自体が不安定な場合があります。
ネットで中古部品の流通を調べてみる
もし部品供給が終了していても、中古部品市場で手に入る可能性もあります。
消耗品(ベルト、オイルフィルター、タイヤなど)は頻繁に交換が必要です。今後数年間使い続けることを考えると、「修理できるかどうか」は非常に重要な判断基準となります。
中古農機具の落とし穴4:安さだけで決めるな!販売店や出品者の信頼性チェック
中古農機具は、同じ機種・年式でも販売価格が大きく異なります。「このお店が一番安い!」と価格だけで判断しがちですが、それが大きな落とし穴になることもあります。
中には、内部の不具合を隠したまま販売する業者や、必要な整備を行っていないまま出品しているケースも存在します。
販売実績や会社の歴史を確認
長年の実績があり、専門性の高い販売店を選びましょう。
口コミやレビューをチェック
GoogleマップやSNSなどで、購入者の生の声を確認しましょう。特にアフターサポートに関する評価は重要です。
整備内容を詳しく説明してくれるか
質問に対して誠実に、具体的に答えてくれる販売店は信頼できます。
価格だけでなく、「誰から買うか」が非常に重要です。整備士が常駐しているような農機具専門店で購入すれば、アフター対応も含めて安心感があります。
中古農機具の落とし穴5:アフターサポートがないと“その後”に困る!
中古農機具を購入してすぐにトラブルが起きたとき、対応してくれる人がいない…。そんな事態は絶対に避けたいですよね。
販売店によっては、「販売後はノークレーム・ノーリターン」と明記している場合もあり、購入後に一切のサポートが受けられないケースもあります。
保証期間の有無を確認
(例:3ヶ月保証など)故障時の対応について明確な保証があるかを確認しましょう。
故障時の修理受付体制があるか
故障した際に、どこに連絡すれば良いのか、迅速に対応してもらえるのかを確認しましょう。
部品の取り寄せや代替機の貸し出し制度があるか
万が一の際に、スムーズに作業を継続できるようなサポートがあるかどうかも重要です。
「安いけど、買った後が不安」よりも、「少し高くても安心して使える」中古農機具を選ぶことが、長い目で見てコストパフォーマンスの良い買い物につながります。
まとめ|中古農機具購入で後悔しないために
農業に欠かせないトラクターやコンバイン。中古で購入すれば、コストを大幅に抑えられる可能性があります。
しかし、今回ご紹介した5つの落とし穴に注意しないと、「修理費が高くついた…」「結局使えず買い直し…」という後悔につながってしまうかもしれません。
【中古農機具購入時に確認すべき5つのポイント】
1.外見に騙されず、必ずテスト運転をする
2.メンテナンス履歴を確認し、整備状況を把握する
3.部品供給の有無を調べておく
4.信頼できる販売元を選ぶ
5.アフターサポートの体制を確認する
中古農機具選びで迷ったときは、まず「安心して相談できるプロ」を見つけることが大切です。正しい知識を持って、納得のいく買い物をしてくださいね。
📺 あわせて見たい:
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