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2025/11/07

20代で憧れのブライダル業界へ転職。夢を叶えた私のネクストステージがここ。

この度、2025年11月より唐沢農機サービスに入社、当社で新しく初めたアパレルリファービッシュ事業部に配属となりました、山本と申します。

初めてのブログということで、少し緊張しておりますが、自己紹介と唐沢農機サービスに入社したきっかけについて、私のこれまでの道のりを振り返りながら、率直な気持ちを綴ってみたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

Ⅰ. 学生時代:故郷への憧憬と、努力から得た教訓

故郷・長野への想い
生まれは長野県ですが、親の仕事柄、小学2年生から東京で20年以上を過ごしてきました。都会での生活が長く、便利さや刺激に満ちた日々を送っていましたが、心のどこかにはいつも、長野県の雄大な自然や澄んだ空気に対する憧憬がありました。幼少期に過ごした記憶が美化されているのかもしれませんが、気づくと高校や大学を選ぶ際も、都内でも緑が多く、自然に囲まれた環境を選んでいました。都会にいながらも、どこかで故郷の「原風景」を求めていたのだと思います。長野というルーツを持つことは、私の「軸」を形成する上で、非常に大きな要素となっています。


9年間のバドミントンが教えてくれたこと
青春時代は部活動に打ち込み、バドミントンを9年間続けておりました。特に運動神経が良いほうではなかったため、新しい技術の習得には人一倍時間がかかりました。しかし、ここで学んだのは、「才能」よりも「継続する力」と「日々の努力」の大切さです。地道な基礎練習の積み重ねや、負けた試合の映像を何度も見直す分析力こそが、いつか大きな成果に繋がるのだと実感しました。長く続けることも私の取り柄のひとつであり、この「諦めない精神」は、今の仕事の困難に直面した際の大きな支えになっています。高校時代に部活で苦楽を共にしたメンバーとは、卒業後10年以上経っても繋がりのある、かけがえのない出会いとなりました。

心理学専攻と「幸せの空間」
幼少期から人と関わることが好きだったため、大学では心理学を専攻し、人の心や行動のメカニズムについて深く学んでおりました。理論を学ぶ中で、「人の心を動かす」こと、そして「安心感や幸福感を与える」ことの奥深さに興味を持ちました。

そんな中、私のキャリアを決定づける転機となったのが、大学生活初めてのアルバイトで結婚式場を選んだことでした。華やかな空間で、結婚する二人はもちろん、その場にいるゲストの方々がみんな心からの笑顔で幸せな気持ちになる瞬間を目の当たりにし、大きな感動を覚えました。「人の人生の特別な瞬間に携わりたい」という思いが強くなり、いつしか自分もこの業界で働きたいと強く思うようになりました。

しかし、新卒での就職活動は、望んでいたブライダル業界への道はなかなか開かず、厳しい現実に直面することになりました。

Ⅱ. 社会人:異業種での挑戦と、プロとしてのこだわり

呉服店で確立した「関係性を築く」信念
望んでいた業界に進めなかったことで、視野を広げ、さまざまな業界に目を向けるようになりました。そして気づくと、呉服店で社会人1年目をスタートさせていました。

「今となっては日常着ではなくなった着物、今の時代に購入する人がいるのだろうか?」と思う人も多いかと思います。しかし、そんな時代だからこそ、私の心にいつも持ち続けた信念は、お客様と長く続く「関係性を築く」ことでした。着物という高価なものを、信頼関係なしで購入していただくことはできません。

知識も経験もゼロの自分が、まず始めたことは、お客様にお手紙を書くことでした。来店していただいた際にお話しした内容の記録を詳細に取り、お礼状や近況報告に加え、お誕生日や結婚記念日なども忘れずにお祝いするメッセージを綴りました。年間で500枚以上のお手紙を書き続けることで、「山本さんは私の話をよく覚えてくれている」と、少しずつお客様からの信頼を得ることができたと実感しています。これは、心理学で学んだ「傾聴」と「ラポール(信頼関係)」形成を、現場で実践する試みでもありました。

新店舗立ち上げと店長としての奮闘
入社3年目には、新しい店舗をオープンさせるというプロジェクトがあり、迷わず店長として立候補しました。初めて店を運営する経験は、まさにゼロからの挑戦でした。スタッフ全員が新店舗での勤務が初めてという状況で、チーム一丸となって「毎月お客様に楽しんでいただけることは何か」を考え、イベント企画から運営までを行いました。

新しい店舗では、商品管理、人材育成、マーケティング、売上管理といった幅広い業務を1から全てを創りあげることで、たくさんの失敗と、それ以上に貴重な学びがありました。特に、責任者として数字と向き合い、チームをまとめ上げる難しさと喜びを痛感しました。

夢を追いかけたブライダル業界へ

呉服店で多くの経験を積みましたが、「やらないで諦めることができない」という私の性格もあり、学生時代の夢が捨てきれず、ブライダル業界の道へと進みました。

ブライダルの世界ではドレスコーディネーターとして、新郎新婦様の一生に一度のご衣裳選びのお手伝いをしてきました。

好きなデザインと、その人に本当に似合うデザインにギャップがある新婦様も多くいらっしゃいます。私は前職で培った「お客様に深く寄り添う姿勢」に加え、パーソナルカラーや骨格診断の知識、そしてドレスの素材感や会場の雰囲気を知り尽くしているからこそできるプロの提案を心掛けました。これにより、単なる商品の提案ではなく、「最高の1日を創るための最高の選択」をサポートすることができ、成約率にも結び付いたと実感しています。当日だけでなく、“選ぶひととき”が特別な思い出となるよう、新郎新婦様2人の時間、お母様と選ぶ時間に寄り添い続けました。

長年の夢を叶えた達成感がありましたが、同時に「次の自分の目標は何だろうか」と改めて自分自身と深く向き合うことになりました。

Ⅲ. 唐沢農機サービスとの出会い:誰かの問題を解決する仕事へ

転職の決意と新事業への着目
その時に呉服店での経験を振り返り、私は「お客様との深い関係性」を築くことと、「新しいことにチャレンジし、人間として成長し、キャリアアップすること」を次の目標として掲げ、転職を決意しました。

仕事を探すなかで、偶然、唐沢農機サービスの新事業である「古着の買取販売(アパレルリファービッシュ)」に目が止まりました。

正直、はじめこそ「農機具屋さんが古着?」と、多くの方と同じように疑問に思いました。しかし、企業HPで目にした社長の理念に、私の心は強く惹きつけられました。

「提供する商品にこだわらない。誰かの問題を解決する仕事がしたい」というその想いは、私が呉服店時代に「着物を通して人との繋がりを深めたこと」、そしてブライダルで「人生の節目における悩みを解決したこと」と、根底で深く共鳴しました。「モノ」ではなく、「価値」や「課題解決」を本質とするこの企業でなら、これまでの経験を活かし、長野という自分のルーツの地で、新しい挑戦ができると確信し、入社を決めました。

これからの挑戦と仲間へのメッセージ
これから、新店舗立ち上げの経験や、着物やドレスに携わった衣服への深い想いを活かして、唐沢農機サービスがアパレルの場でも、「誰かの役に立つ企業」として、1人でも多くの人に知ってもらいたいと思います。

まだまだ動き出したばかりのアパレルリファービッシュ事業部で、私たちは一歩ずつ、しかし確実に前に進んでおります。

私たちと一緒に新規事業を盛り上げていただけるかた、ファッションが好きな方、新しいことに挑戦したい方、ぜひご応募お待ちしております。

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