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2025/10/09

【認知症予防】きのこの成分、エルゴチオネインが最大50%認知症を防ぐ!驚きの研究結果

皆さん、こんにちは!唐沢農機サービス、広報のコイデです。

私たちの拠点である長野県、信州は、豊かな自然に恵まれ、特にきのこの里としても知られています。秋には松茸を始め、年間を通じてエノキタケ、シメジ、エリンギなど、多様なきのこが生産・消費されています。

そんな信州の宝物であるきのこに含まれる特定の成分が、現代社会が抱える大きな課題の一つである認知症の予防に、科学的にも大きな期待を集めているという、嬉しいニュースが飛び込んできました。

その成分こそが、きのこ特有の強力な抗酸化物質、「エルゴチオネイン」です。

エルゴチオネイン(Ergothioneine, ET)は、アミノ酸の一種であるヒスチジン誘導体であり、その最大の特徴は、非常に強力で安定した抗酸化作用を持つことです。

きのこにのみ存在する「希少な栄養素」

人間の体内では合成することができず、主に食事を通じて摂取する必要があります。では、どこから摂取するのか?それが、まさにきのこです。エルゴチオネインは、特定の細菌や菌類(きのこ)によってのみ合成される、非常に希少な物質なのです。

「長寿臓器」脳に運ばれる特別な抗酸化物質

さらに驚くべきことに、エルゴチオネインは、体内で特定の輸送体(トランスポーター)である「OCTN1」を介して取り込まれ、特に脳や眼などの重要な臓器に蓄積されることが分かっています。脳は大量の酸素を消費するため、活性酸素による酸化ストレスにさらされやすい「長寿臓器」です。エルゴチオネインがここに運ばれるということは、脳細胞を酸化ストレスから守る「最前線の防御物質」として機能している可能性を示唆しています。

このエルゴチオネインと認知症予防との関連を、具体的な数字で明らかにしたのが、日本国内の信頼性の高い大規模研究、「久山町研究」です。

この研究では、福岡県久山町の65歳以上の地域住民を対象に、血液中のエルゴチオネイン濃度を測定し、約11年間にわたって認知症の発症リスクを追跡調査しました。その結果は、まさに驚くべきものでした。

具体的な数字による「認知症予防効果」の証明

研究チームは、血清(血液)中のエルゴチオネイン値を、低い方から高い方へ4分位(Q1からQ4)に分けて解析しました。

エルゴチオネイン値の分位認知症の発症リスク (ハザード比: HR)備考
Q4 (最も高濃度)0.58 (全認知症)最も低濃度(Q1)に比べ約42%リスク低減
Q4 (最も高濃度)0.51 (アルツハイマー病)最も低濃度(Q1)に比べ約49%リスク低減

(※注:この数値は、年齢、性別、心血管リスク因子、生活習慣、食事因子を広範囲に調整した後のハザード比です。)

この数字が意味するのは、血液中のエルゴチオネイン濃度が最も高いグループ(Q4)は、最も低いグループ(Q1)と比較して、全認知症の発症リスクが約42%、アルツハイマー病(AD)の発症リスクが約49%も低いということです。

この研究は、きのこ摂取が認知症リスクを減らすという疫学的な知見を、きのこに含まれる特定の成分「エルゴチオネイン」の血中濃度という明確なバイオマーカーで裏付けた、画期的な成果です。(※1,2)

他の研究でも裏付けられる関連性

さらに、久山町研究以外にも、エルゴチオネインの認知機能への関連を示す研究が報告されています。

■血中濃度と認知症: 認知症患者の血液では、健常高齢者と比較してエルゴチオネイン濃度が低いことが報告されています。(沖縄科学技術大学院大学 柳田教授らの研究など)

■海外での食習慣調査: シンガポールで行われた研究では、きのこを食べる頻度が週に2回以上の人は、週1回以下の人に比べ、軽度認知障害(MCI)になるリスクが低いという結果も出ており、この効果の要因としてエルゴチオネインが示唆されています。

■ヒト臨床試験: エルゴチオネインを継続的に摂取することで、健常人や軽度認知障害者(MCI)の言語記憶や注意力などの認知機能が改善したというヒト臨床試験の結果も出ており、機能性表示食品の届出にも応用されています。(特許情報、機能性表示食品の届出データなどより)

私たち信州民は、日頃からきのこを食べる機会が多く、エルゴチオネインを摂取しやすい環境にいると言えます。

エルゴチオネインの含有量はきのこの種類によって異なりますが、特に含有量が多いことで知られているのが以下のきのこです。

■タモギタケ:特に含有量が多いとされ、研究にもよく用いられます。

■エリンギ

■マイタケ

■ヒラタケ

 農作業とキノコ摂取のススメ 

私たち唐沢農機サービスは、日頃から地域の農業の発展を願い、皆さんの農作業をサポートしています。農作業は、体を動かすことで認知機能の維持に役立ちますが、そこに「食」というインナーケアを加えることで、さらに健康的な生活を送ることができます。

今回の研究結果は、私たちの身近にあるきのこが、将来の健康を守る上で非常に大きな役割を担っていることを示しています。特に、きのこ生産が盛んな信州にとって、これは地域資源の価値を再認識し、誇りを持つべきニュースです。

そして、信州には、こうしたきのこを日常に取り入れる素晴らしい工夫があります。

長野県では、エノキタケをペースト状にして凍らせた「エノキダケ氷」という優れた商品が開発されています。これをポンとお味噌汁や鍋に入れるだけで、手軽きのこの美味しい出汁がとれる上に、エルゴチオネインもしっかり摂取できるとあって大変優れものです。信州に遊びに来られた際には、ぜひお土産として買ってみてくださいね。

これからの時期、信州では松茸をはじめ、エリンギ、マイタケ、ヒラタケ、シイタケ、エノキタケ、ブナシメジなど、豊富な種類のきのこが旬を迎えます。きのこ汁や炊き込みご飯、シンプルにバター炒めなど、旬の味覚を心ゆくまでお楽しみください。

私たちは、皆さんが元気に、そして健やかに、いつまでも大切な家族や仲間と農業や地域活動を楽しめるよう願っています。ぜひ信州の恵みであるきのこを食べて、そして適度に体も動かし、脳の健康を守っていきましょう!

これからも、唐沢農機サービスは、農業を通じて皆さんの健康と豊かな生活をサポートしてまいります。

<出典・参照元>

研究発表誌/報道元: Psychiatry and Clinical Neurosciences (2025年9月5日号) およびその報道

※1 CareNet Academia: 血清エルゴチオネイン高値は認知症リスク低下と関連、久山町研究

※2 Medical Tribune: キノコ成分エルゴチオネインに認知症予防効果

最後までお読みいただきありがとうございました。

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