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【2026年農業と予測される気候】春の農作業スタートダッシュ!機械準備とメンテナンスの完全ガイド
春の足音が聞こえてくると、農家さんたちの心は少しずつソワソワし始めます。「今年の天気はどうだろう?」「機械は動くかな?」そんな不安と期待が入り混じる季節です。
農業において「春」は、その年の収穫を決定づける最も重要なスタートライン。特に近年は気候変動が激しく、事前の予測に基づいた準備が勝負を分けます。
本記事では、「2026年農業と予測される気候」というキーワードを軸に、今年の天候傾向を読み解きながら、春の農作業に向けた機械の準備やメンテナンス方法を、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。これを読めば、春の農作業への不安が自信に変わるはずです。
第1章:2026年農業と予測される気候とは?
まずは、農業において最もコントロールが難しい「お天気」の話から始めましょう。最新の気象データに基づいた2026年の予測を知ることで、どのような対策が必要かが見えてきます。
1-1. 2026年は「夏の到来が早く、猛暑・多雨」の予測
日本気象協会の長期予報によると、2026年の気候には大きな特徴があります。それは、「夏の到来が早く、猛暑で多雨」になるという点です。
2025年まで続いていた「ラニーニャ現象」の傾向が徐々に衰退していく影響で、太平洋高気圧の動きに変化が生じます。具体的には以下のような流れが予測されています。
- 春(3月〜5月): 寒暖の差が大きいものの、暑くなるのが早い。花粉の飛散も多くなる見込みです。
- 夏(6月〜8月): 梅雨入り・梅雨明けが早まる傾向にあります。そして、猛暑になりますが、2025年のような「空梅雨(雨が少ない梅雨)」ではなく、雨が多い蒸し暑い夏になると予想されています。
- 秋(9月以降): 残暑が厳しい一方で、長雨や台風の影響を受けやすくなると警戒されています。
1-2. 農業への具体的な影響と対策
この「早めの暑さ」と「多雨」は、農業にどのような影響を与えるのでしょうか。
- 作業スケジュールの前倒し
春の気温上昇が早いため、作物の成長が早まる可能性があります。例年通りのスケジュールで動いていると、「いつの間にか適期を逃していた」ということになりかねません。特に春野菜や果樹の開花が早まることを見越し、準備を早める必要があります。 - 病害虫のリスク増大
「高温多湿」は、多くの病気や害虫にとって好都合な環境です。カビ系の病気や、虫の発生が増えるリスクが高まります。早めの防除(予防)計画がカギとなります。 - 熱中症対策の強化
暑さが早く来るということは、体が暑さに慣れていない時期に高温にさらされることを意味します。農作業中の熱中症リスクが高まるため、空調服の活用やこまめな休憩が必須です。
2026年の農業は、「湿気と暑さとの戦い」になりそうです。だからこそ、機械トラブルで作業が止まることのないよう、春前の準備が例年以上に重要になってくるのです。
第2章:春の農作業スケジュールと「農繁期」
農業の世界には「農繁期(のうはんき)」という言葉があります。これは文字通り、農作業が集中して非常に忙しくなる時期のことです。春はまさに、一年のうちで最初の大きな農繁期にあたります。
2-1. 一般的な春の作業フロー
お米作り(稲作)を例に、春の作業の流れを見てみましょう。地域によって差はありますが、大まかには以下のように進みます。
- 土づくり(1月〜3月): 堆肥を撒いたり、田んぼを深く耕したりして、土の栄養状態を整えます。
- 種もみの準備・苗作り(3月〜4月): 「苗半作(なえはんさく)」という言葉があるほど、苗の出来栄えは重要です。種を消毒し、芽出しを行い、ビニールハウスなどで大切に育てます。
- 田起こし・代掻き(4月〜5月): 田んぼに水を入れる前に土を耕し(田起こし)、水を入れてから土をドロドロにかき混ぜて平らにします(代掻き・しろかき)。
- 田植え(5月〜6月): 育てた苗を田んぼに植え付けます。
2-2. なぜ「代掻き(しろかき)」が重要なのか?
初心者の方が聞き慣れない言葉として「代掻き(しろかき)」があります。これは、田んぼに水を張った状態でトラクターなどで土を砕き、かき混ぜて表面を平らにする作業のことです。
これには3つの大きな目的があります。
- 田んぼを平らにする: 水深を均一にし、苗の生育ムラを防ぎます。
- 水持ちを良くする: 土の粒子を細かくして隙間を埋め、水が漏れないようにします。
- 雑草を抑える: 土をかき混ぜることで、雑草の種を深く埋め込んだり、発芽を抑えたりします。
2026年は「多雨」の予報ですが、春先は水不足になることもあります。丁寧な代掻きをして「水持ちの良い田んぼ」を作っておくことは、基本にして最大の防御策です。
第3章:春のトラブル回避!トラクター・農機のメンテナンス5選
「いざ春の作業を始めようとしたら、エンジンがかからない!」
これは農家あるあるですが、もっとも避けたい事態です。冬の間、倉庫で眠っていた機械たちは、実は見た目以上にダメージを受けている可能性があります。
ここでは、プロの整備士も推奨する「春の始動前メンテナンス」のポイントを5つに絞って解説します。
① バッテリーのチェック:春の不動原因No.1
農機具のトラブルで最も多いのが「バッテリー上がり」です。冬の寒さでバッテリーの化学反応が鈍くなるうえに、つないだままにしておくと微弱な電気(暗電流)が流れ続け、自然放電してしまうからです。
- 対策: まずは充電器を使って充電してみましょう。それでもエンジンがかからない場合や、購入から4〜5年経過している場合は、寿命の可能性が高いので新品への交換をおすすめします。
- プロの技: 長期間使わない冬の間は、バッテリーの「マイナス端子」を外しておくのが鉄則です。これだけで春のトラブル率がぐっと下がります。
② 燃料系統の確認:タンクの結露に注意
「燃料タンクは満タンにして保管しましたか?」
もしタンクの中がスカスカだと、昼夜の寒暖差でタンク内に結露が発生し、水が混じってサビの原因になります。
- チェックポイント: 燃料フィルターのカップを見て、水やゴミが溜まっていないか確認しましょう。溜まっている場合は清掃が必要です。
- ガソリンエンジンの場合: 刈払機や小型耕うん機など、混合ガソリンを使う機械は特に注意。古い燃料が残っているとエンジンがかかりにくくなります。長期保管前には燃料を抜き切るのが基本ですが、もし残っていたら新しい燃料に入れ替えましょう。
③ 耕うん爪(ロータリー爪)の摩耗チェック
トラクターや耕うん機で土を耕す「爪」は消耗品です。すり減った爪で作業をすると、土が十分に耕せず、燃費も悪化し、さらにはトラクター本体の故障にもつながります。
- 交換のサイン: 新品の時と比べて、先端の幅が2〜3cmほど摩耗していたら交換時期です。
- 時間目安: 一般的な使用で300〜400時間が寿命の目安ですが、石が多い畑などではもっと早くなります。
- 節約術: 「まだ使えるかも」と粘ると、結果的に燃費悪化や故障修理費で高くつきます。早めの交換がコスト削減の近道です。
④ 洗浄と防錆:泥はネズミを呼ぶ?
「泥なんてまた付くからいいや」と思っていませんか? 実は、泥や作物のカスが残っていると、それを餌にするネズミが寄り付き、機械の配線(ハーネス)をかじってしまう被害が多発しています。配線修理は高額になりがちです。
- 対策: ロータリーの裏側やタイヤ周りの泥を徹底的に落としましょう。高圧洗浄機が便利ですが、電装部品には水をかけないよう注意してください。
- 注油: 洗浄後は、チェーンや稼働部にオイルを差し、サビを防ぎましょう。
⑤ エンジンオイルと冷却水の点検
人間でいう血液にあたるエンジンオイル。稼働時間が少なくても、空気中の水分などで酸化・劣化します。
- オイル交換: 1年に1回、または200〜300時間ごとの交換が推奨されます。春のシーズン前に新しいオイルにしておくと安心です。
- 冷却水(LLC): 量が減っていないか、色が濁っていないか確認しましょう。
第4章:メリットだらけ?最新「スマート農業」の事例
「農業はキツい、汚い、儲からない」
そんな旧来のイメージを覆しつつあるのが、ロボット技術やICT(情報通信技術)を活用した「スマート農業」です。2026年の気候変動にも対応しうる、強力な武器となります。
4-1. スマート農業のメリット
スマート農業導入の最大のメリットは、「省力化」と「高品質化」の両立です。
例えば、これまで熟練の農家さんの「勘」に頼っていた水管理や肥料撒きをデータ化・自動化することで、初心者でも安定した収穫が可能になります。また、人手不足が深刻な農業界において、少ない人数で広い面積を管理できる点は大きな強みです。
4-2. 最新事例:クボタの「スマート農業」
大手農機メーカーのクボタでは、以下のような技術が実用化されています。
- 自動運転トラクター(アグリロボ): 人が乗らなくても、あるいは監視下で無人で耕うん作業を行います。これにより、一人が有人機、もう一人が無人機を監視することで、一度に2台分の作業が可能になります。
- 直進アシスト機能: トラクターが勝手に真っ直ぐ走ってくれる機能です。ハンドル操作に気を取られず、後ろの作業機の確認に集中できるため、疲労が劇的に軽減されます。
- 水管理システム(WATARAS): スマホで田んぼの水位や水温を確認し、給水・排水を遠隔操作または自動制御できます。わざわざ田んぼまで見に行く手間が省け、水管理にかかる労力を大幅に削減できます。
4-3. 2026年の気候対策としてのスマート農業
2026年は「猛暑・多雨」と予測されています。
例えば、ドローンを使った農薬・肥料散布なら、ぬかるんだ田んぼに入らずに済みますし、短時間で終わるため、雨の合間を縫った作業が可能になります。また、スマホでの水管理なら、炎天下の見回りを減らし、熱中症リスクを下げることができます。スマート農業は、気候変動への適応策としても非常に有効なのです。

第5章:農業の課題と明るい展望
最後に、これからの農業が向かう先について考えてみましょう。
5-1. 抱える課題:高齢化と人手不足
日本の農業における最大の課題は、農業従事者の減少と高齢化です。2015年に約208万人だった農業就業者数は、2030年には約131万人まで減少すると予測されています。
また、2026年のように気象条件が厳しい年は、ベテラン農家さんであっても判断に迷う場面が増えます。経験の浅い新規就農者にとっては、なおさらハードルが高く感じられるかもしれません。
5-2. 今後の展望:輸出拡大と「強い農業」
しかし、暗い話ばかりではありません。世界に目を向けると、人口は増加傾向にあり、食料需要は増え続けています。日本の高品質な農産物は海外でも評価が高く、政府も2030年に輸出額5兆円という目標を掲げています。
また、「スマート農業」の普及により、これまでのような「重労働」から、「データを駆使した経営的な農業」へとシフトしつつあります。
例えば、若手農家が複数の地域の農繁期(忙しい時期)をずらして渡り歩きながら働く「フリーランス農家」のような新しい働き方も生まれています。
「機械の準備をしっかり行い、気候予測に基づいた計画を立てる」
この基本を徹底することで、異常気象などのリスクを最小限に抑え、収益性の高い「強い農業」を実現することは十分に可能です。
まとめ:春の準備が、秋の笑顔を作る
2026年の春は、少し早めの暑さと、その後の雨の多い夏が予想されています。
天候を変えることはできませんが、「備える」ことはできます。
- 気候予測を知る: 早めのスケジュールと湿気対策を意識する。
- 機械を整える: バッテリー、爪、洗浄の3点を今すぐチェックする。
- 技術を頼る: スマート農業などの新しい技術にも目を向けてみる。
冬の間に手間をかけてメンテナンスした機械は、春の忙しい時期に必ずあなたを助けてくれます。「冬のひと手間が、春の笑顔を作る」。この言葉を胸に、さっそく倉庫へ行って、愛車のトラクターや田植機の様子を見てあげてください。

万全の準備で、素晴らしい実りの秋を迎えましょう!
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