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2025/07/31

米不足はこれで解決!?田んぼ不要で年6回収穫!無農薬米「みずのゆめ稲」が凄すぎる

こんにちは。唐沢農機サービス広報のコイデです。昨年からの米不足、猛暑と水不足による不作、農機具の高騰や農薬や害虫被害など、日々、農業にまつわる情報を調べながら、家族の食の安全や持続可能な農業のあり方について考えることが多くなりました。今回は、そんな私自身も大きな関心を寄せている「未来の稲作」の可能性を感じる話題をご紹介します。

兵庫県の農業ベンチャー・株式会社あゆちが開発した「みずのゆめ稲」。これは、従来の田んぼを使わずに水耕栽培で育てられ、しかも年間最大6回も収穫できるという、まさに“非常識”とも言える稲の新品種です。技術的にはまだ発展途上の部分もありますが、これが実現すれば、気候変動や耕作放棄地問題を抱える現代農業の救世主になるかもしれません。

「みずのゆめ稲」は、草丈が15~20cmと極めて低く、わずか2か月で収穫できる早生・超矮性品種です。この特性を活かし、野菜のように棚を使って多段式で水耕栽培することが可能です。栽培には独自のLED照明と液肥配合を用い、完全無農薬で安定した育成が可能とされています。

この稲の開発には、「宇宙ステーションでもお米を育てたい」という強い想いが込められていたとのことで、実際に宇宙や砂漠など、これまで稲作が困難だった地域での栽培も視野に入れているそうです。田んぼを必要としない稲作――想像するだけでワクワクしませんか?

水耕栽培と言えば、まず思い浮かぶのは苺。そしてレタス等の葉物野菜です。水耕栽培で米を育てるという発想自体がまだ新しく、ましてや年6回の収穫ができるというのは、これまでの常識では考えられなかったことです。とはいえ、この技術には明確なニーズが存在します。

たとえば、日本の農業では高齢化や後継者不足が深刻です。また、気候変動による不作や、世界的な食料不足への懸念も高まっています。こうした課題に対して、「どこでも・誰でも・安定的に育てられる主食のインフラ」を目指す“みずのゆめ稲”のような技術は、一つの大きな解決策になり得るのではないかと感じています。

実際、株式会社あゆちでは「貨物コンテナ」「ビニールハウス」「植物工場」などを利用した閉鎖型の栽培システムを提案しており、省スペースでの高密度栽培により、都市部やインフラ未整備地域での導入も期待されています。

この稲のもう一つの大きな特徴が「完全無農薬」であること。これは、近年の健康志向の高まりや、脱炭素・環境負荷の低減といった社会的ニーズにも合致しています。

筆者自身も、子どもたちに安心な食べ物を届けたいという思いから、日々の買い物でも「無農薬」や「減農薬」といった表示を意識して選ぶことがあります。

実は、以前お話を伺った知人の完全無農薬農家さんから、「無農薬栽培は自分の圃場だけで完結できるものではなく、周囲の協力が不可欠だ」と教わったことがあります。なぜなら、無農薬で育てた作物が病害虫や雑草の温床になってしまうと、隣接する農家の圃場にまで影響が及ぶため、周辺農家との摩擦や反対に遭うケースが少なくないのだそうです。

その方は、地域との衝突を避けるために地道な説明や説得を重ね、最終的には集落全体で「完全無農薬栽培」に取り組む体制を築き上げました。その努力の成果として、無農薬米というブランド価値が認められ、高価格帯での販売にも成功したとのことでした。

そうした多大な労力や地域の合意形成が必要とされる無農薬栽培が、閉鎖型の環境で周囲への影響なく実現できるのであれば、それは本当に画期的なことだと感じます。

ただし、技術としてはまだ課題も残されています。現時点では、みずのゆめ稲の味や食感について「特級米並み」といった評価は得られていないようで、品種改良が進められている段階とのことです。

また、設備投資が大規模で、初期費用は1億円前後とも言われており、中小規模の農家が単独で導入するにはハードルが高い現実もあります。ランニングコストや電気代、操作技術の習得にも負担がかかるため、現状では「誰でも今すぐ始められる稲作」ではありません。

とはいえ、株式会社あゆちは今後、補助金制度の活用や企業・自治体・研究機関との連携によって、導入の障壁を下げていきたいとしています。技術の成熟とともに、より多くの現場に導入されれば、稲作の構造そのものが変わる可能性もあるのではないかと感じます。

特に、耕作放棄地や災害被災地などでこのような仕組みが使えるようになれば、農業の回復力は格段に高まるでしょう。

SNSでも、「これで米の生産が爆増するのでは?」「味はどうなんだろう?」といった興味深い声が多く投稿されています。技術に対する期待感は確実に広がっている印象を受けます。

ただし、こうした声に応えるには、実証データや食味評価の積み重ね、そして価格の平準化が不可欠です。農業は、“育てること”と同じくらい“売れる仕組み”の構築が重要だと感じます。

私自身、日々さまざまな農業ニュースを見ていますが、ここまで「希望」に満ちた話題には久々に出会った気がします。

「稲作=田んぼ」が当たり前だった私たちの常識が、静かに、しかし着実に塗り替えられようとしています。この変化の裏側には、誰かの“育てたい”という情熱と、“届けたい”という使命感があるのだと思います。

みずのゆめ稲の本格普及には、食味やランニングコストの問題からもう少し時間がかかるかもしれません。でも、これが現実になったとき、日本の農業が新しいステージに進むのではないか――そんな期待を込めて、今後も動向を見守っていきたいと思います。

【出典】参考出典:一部記事を要約・引用

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