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2025/06/11

【合計1,000万円超】米作りに使われる農機具とは?必要な費用や作業を解説

私たちが毎日食べている「お米」。

スーパーで手に入る1袋のお米の裏には、実は多くの工程と高価な農機具の力が隠れています。

この記事では、米作りの現場で実際に使われている農機具と、その費用について、農業の知識がない方にもわかりやすくご紹介します。

農家さんがどれほどの労力とコストをかけてお米を届けてくれているのか、ぜひ知っていただけたらと思います。

工程別に使われる主な農機具とその費用

米作りでは、季節ごとにさまざまな作業があり、それぞれの工程に対応した農機具が使われています。

ここでは、特に使用頻度が高く、費用もかかる主な農機具をご紹介します。

トラクター(田起こし)

トラクター

トラクターは、田んぼを耕すための農機具で、米作りの最初のステップである「田起こし」に使われます。

土を深く掘り起こし、空気や栄養を含ませることで、稲が育ちやすい環境を整える重要な作業です。

価格の目安は100万〜800万円前後。

馬力や装備の有無によって価格に幅があり、小型のものでも100万円前後から。

大規模農家が使う大型機は数百万円規模になります。

中古であれば30~50万円程度から購入可能です。

ロータリー・代かき機(代かき)

田んぼに水を張った後に行う「代かき」では、土をならして水が均一に浸透するように整えます。

ここで使用するのが、トラクターに装着する「ロータリー」や「代かき機」です。

価格の目安は10万〜100万円前後。

単体ではそれほど高くありませんが、トラクターとセットで考える必要があります。

代かき機は、水の深さや泥の具合を見ながら微調整できるタイプもあります。

田植機(田植え)

田植機

育てた苗を田んぼに植える作業には、専用の「田植機」が使われます。

手作業で行うと非常に時間がかかりますが、田植機を使えば正確かつスピーディーに植えることが可能です。

価格の目安は50万~300万円前後。

手押し式の小型モデルは50万円程度から。

乗用タイプの大型田植機は200万円以上します。

条数(同時に植えられる列の数)が多いほど高額になります。

コンバイン(稲刈り・脱穀)

コンバイン

稲刈りの工程では、刈り取りから脱穀までを一台でこなす「コンバイン」が活躍します。

コンバインは、収穫の効率を大きく左右する重要な農機具のひとつです。

価格の目安は200万〜1,000万円以上

小規模農家向けのものでも200万円以上、大規模なモデルでは1,000万円を超えることもあります。

刈り取り幅や処理能力によって価格が異なります。

米作りにかかる農機具の総費用とは?

ここまで見てきた農機具をすべて新品で揃えた場合、合計で1,000万~2,000万円以上になることもあります。

もちろん、農家によっては一部を中古で購入したり、リースを活用したりと、コストを抑える工夫をしています。

また、農機具そのものの費用に加えて、次のような維持コストも無視できません。

・燃料代(軽油、ガソリン)

・点検・修理費

・保険料

・保管場所の整備費用

たとえば、1ヘクタール(10反)ほどの水田でお米を作る場合、年間のトータルコストは数10万円〜100万円超にのぼることもあります。

小規模や家庭向けにはレンタルやシェアも

最近では、農業を身近に感じる人が増え、「家庭用に小さな田んぼで米を作ってみたい」といったニーズもあります。

こうした人に向けて、以下のような選択肢があります。

・地域の農機レンタルサービス

・JAや市町村のシェア農機制度

・農業法人との連携(作業委託など)

また、「スマート農業」と呼ばれる分野では、GPS付きトラクターやドローンを使った効率的な作業も始まっており、機械の選択肢はますます広がっています。

よくある質問(FAQ)

ここではよくある質問に答えていきます。

Q1. 農機具はすべて新品でそろえないといけませんか?

A. いいえ、中古の農機具やレンタルの活用も一般的です。

新品は高額ですが、性能のよい中古機やメンテナンス済みのリース機器も多く出回っています。

初期投資を抑えたい場合は、地域の農協(JA)や農機具専門業者を通じて中古・レンタルの情報を探してみるとよいでしょう。

Q2. 農機具のレンタル費用はどのくらいですか?

A. 機種や期間によって異なりますが、トラクターで1日1〜2万円程度が相場です。

コンバインや田植機などはさらに高額になることもあります。

作業日数が限られている農機具は、購入よりもレンタルや共同利用の方がコストパフォーマンスが高い場合があります。

Q3. 家庭用の田んぼで小規模に米作りするには何が必要ですか?

A. 手押し式の簡易な田植機やミニトラクター、小型の乾燥・精米機で対応可能です。

小規模な田んぼであれば、大型機械は必要ありません。

数万円から数十万円の家庭向け農機具で米作りを体験することもできます。

最近では「お米作り体験キット」や「貸し農園」で簡単に挑戦する人も増えています。

Q4. 米作りに補助金や支援制度はありますか?

A. はい、自治体や国の補助制度を活用できる場合があります。

新規就農者や農機具導入支援を目的とした制度が各地にあり、条件を満たせば一部費用が補助されます。

JAや農業委員会などに相談することで、地域に合った支援策を教えてもらえます。

Q5. なぜ農機具はこんなに高いのですか?

A. 高性能・高耐久であること、台数が限られていることが理由です。

農機具は長期間使用できるように設計されており、耐久性や操作性、安全性を兼ね備えています。

また、大量生産される一般家電と比べて製造台数が少なく、価格が高くなる傾向にあります。

まとめ:お米の価値は「手間と投資」の積み重ね

普段はあまり意識しない「お米の裏側」には、高価な農機具と手間ひまが詰まっています。

高性能な機械を駆使しながら、天候や自然と向き合い、1年がかりで育てられるお米。

それが、私たちの食卓に届く一杯のごはんになっているのです。

価格だけを見れば「高い」と思うかもしれませんが、その裏にある努力やコストを知ることで、食への見方が少し変わるかもしれません。

今度お米を手に取るときは、ぜひその背景にある農家さんの仕事にも思いをはせてみてください。

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